初めての診療について
受診する時に何を準備していけばよいでしょうか?
以下の3点が受診時に必要となります。
- ・健康保険証
- ・各種医療証(お持ちの方)
- ・おくすり手帳または服用中の薬がわかるもの(他の医療機関を受診されている方)
初めての診察では何を聞かれるのでしょうか?
いつから、どのような症状でお困りになっているか、睡眠や食事など生活状況、家族や仕事環境などについて伺います。答えにくいことは、無理に答えなくても結構です。
初診の予約の電話をいれる際には何を聞かれるのでしょうか?
受診を希望されるのであれば、主に以下のようなことを伺います。
- ・お名前
- ・年齢
- ・性別
- ・日中の連絡先
- ・予約の希望日時
- ・どのようなことを相談されたいか
診療内容について
どのような治療をするのでしょうか?
通院しながらの服薬による薬物療法と精神療法(いわゆるカウンセリング)が中心になります。
うまく話す自信がありません。
問診や診察で必要なことは困らないようにお話をお聞きしていきます。答えにくいことは、無理に答えなくても結構です。
伝え忘れなどを心配される方はメモなどに下記の項目を書いてご持参いただければと思います。
- ・いつから、どのような症状で困っているのか
- ・睡眠と食事はどれくらいとれているか
- ・今までにかかった大きな病気や現在かかっている病気、今飲んでいるお薬について
- ・アレルギーについて
- ・ご希望の治療内容
家族と一緒に診察を受けることはできますか?
患者様ご本人のご了承があれば、ご家族の方も一緒に診察室に入っていただくことは可能です。
診察場面によっては、患者様お一人にお話をお伺いし、ご家族にはお待ちいただくこともありますが、診察時に聞いていただければ、配慮いたします。
通院頻度はどれくらいになるでしょうか?
どの薬が合うかは個人差が大きく、治療初期には投薬を微調整する必要がありますので、精神症状が落ち着くまでは1、2週間ごとの通院をお勧めします。
お薬について
お薬は止められなくなりそうで怖いです。
病状が回復していれば、服薬を終結する事はそれほど難しい事ではありません。
主治医の診察を定期的に受け、その指導のもときちんと服用されれば、依存していく事はありません。きちんと主治医の精神療法と指導を受けてください。
お薬の副作用が怖いです。
安全性の高い薬を少しずつ増量して副作用が生じる可能性を最小限にするように心がけています。
現在妊娠しているのですが、お薬を飲んでも大丈夫でしょうか?
一部の薬では催奇形性などのリスクが研究で明らかになっているため、妊娠中・授乳中の患者様や将来妊娠を希望している患者様には漢方薬を除く薬はお勧めしていません。
しかし精神症状が重く、漢方薬のみでは効果が不十分な場合は一時的に薬を使用する場合もありますので、ご心配であれば診察時にお気軽にご相談ください。
最近調子がよくなってきましたので薬の服用をやめたいです。
調子が良くなっているのは、薬剤の効果によるものです。
調子が良くなってすぐに服用を中断してしまうと、薬剤で抑えられていた症状がぶり返してしまいます。きちんと主治医の精神療法と指導を受け、服薬の終結を目指しましょう。
服薬期間はどれくらいになるでしょうか?
服薬中断することで精神疾患が再発しやすいことが研究で明らかになっているため、最低数週間から数か月は継続して内服していただくことが多いですが、副作用を認める場合は薬を減らしたり変えたりすることは可能です。
お薬ではなくカウンセリングのみで治療をしたいです。
精神症状が軽い場合にはカウンセリングのみで治療可能な場合もございますので、受診された方のすべてにお薬を勧める訳ではありません。
病状によっては服薬することで短期間で治療が可能になることもありま須ので、精神症状が重い場合には少なくとも薬物治療とカウンセリングを併用することをお勧めしています。
守秘義務について
通院していることや診察内容を家族や会社に知られたくありません。
法的に医療従事者には守秘義務が課せられており、御本人の同意が無ければ御本人以外からの治療内容の問い合わせには一切応じません。